2010年、韓国京畿道漣川で発生した口蹄疫。
宮崎県の畜産農家でもその発生が懸念されていました。
検査が行なわれた結果、その中の三頭に口蹄疫の疑いがあると判断され、4月20日に宮崎県が公表しました。
それを受けて、農林水産省は「口蹄疫防疫対策本部」を設置し、以下のような対策を講じました。
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一部道路の封鎖
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宮崎県で消毒ポイントを設置、通過する人や車の消毒
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家畜の殺処分
この口蹄疫での家畜被害はすさまじいもので、殺処分などの被害を受けた農場は1277件。殺処分された家畜は約29万頭。
宮崎県下の川南・都農・高鍋・新富・木城の5町では、すべての牛と豚がいなくなりました。
宮崎県の中心産業でもある畜産が大打撃を受け、畜産農家の方々だけではなく、宮崎県全土が落ち込んだ雰囲気に包まれました。
この苦境から再スタートして、質の良い牛を安定的に生産できる日本一の種牛を育てあげてもらいたい。
どんな形でも、私たちにできることはないか。
そんな思いから、私たちのメンバーで画家でもある中原太志役員を中心として、メッセージTシャツを制作し売り上げの一部を川南町役場に寄付させていただきました。
Tシャツのメッセージは感謝の意味を込めた、 "Rest in Peace" (安らかに眠ってください)
その後、甚大な被害を受けながらの「和牛オリンピック」2連覇を果たし、宮崎牛はその高い品質を維持し続けています。
・Tシャツデザイン ※ 画像クリックで拡大
・当時の新聞記事 ※ 画像クリックで拡大